ゆめみのフロントエンドインターンに参加してきました
今回ゆめみのフロントエンドの通期インターンに参加させていただいたので、体験記を書いていこうと思います。
はじめに
メンターのお2人を始めとして、今回受け入れて下さったフロントエンドチームの皆さんに大変感謝申し上げます...!
本当に貴重な経験をさせていただきました!
選考の流れ
まずどのようなステップで選考を行ったかを紹介していきます。
カジュアル面談
カジュアル面談をするきっかけ
僕は最初、仲介サービスに紹介してもらう形でゆめみという存在を知りました。
正直IT業界に明るくない僕はゆめみのことも大変失礼ながら存じ上げていなかったのですが、
折角紹介してもらったし一旦面談だけでもしてみるかぁ
という気持ちで本当にカジュアルにカジュアル面談に臨みました。
当日
2月の終わりに面談させていただきました。
曖昧な記憶ですが、新卒1年目の方と中途5年目くらいの方だった気がします。
選考に関係なく聞きたいことをバンバン聞いていったのですが、お二人とも丁寧に答えて下さってとても良い印象でした。
その中でも特に良いと感じたところが何点かあったので紹介します。
- 給与を自分で決められるところ
- 自分で手を挙げてプロジェクトに参加するため部署ガチャが存在しないところ
- 勉強し放題で教材などの費用を負担していただけること
全体的にとても良い印象でしたし、是非インターンにも挑戦してみたいということで応募することになりました。
技術課題
選考のステップは2つに分かれており、1つ目が技術課題でした。
概要
本当に意味が分からないのですが、この技術課題は一般公開されています(?)
気になる方は是非見てみて下さい。面白いです。
概要としてはAPIを使って人口統計サイトを制作するというもの。
期限は1週間でしたが、開始のタイミングは柔軟に対応してもらえました。僕の場合、申し込んだ3月が個人開発で忙しかったため4月に開始という形に設定してもらいました。
実装の流れ
VueかReactを使えという指示だったんですが、実際にインターンではReactを使うとのことでReactを使うことにしました。
正直今までReactをほとんど使ったことがなかったので、技術力という面では絶対に使い慣れたVueを選ぶべきだったんですが、結果的に合格したので良かったです。
実際に始めてみると思ったより時間がなくて焦りました。
「4月なら時間に余裕あるやろ!」と3月の僕は高を括っていたのですが、よく考えたらサークルの新歓や新学期でかなり忙しいことを忘れていました...
そんなこんなで実質3日間くらいで死ぬほど焦りながら、初めて触るReactで技術課題を完成させることができませんでした。はい。
普通に要件漏れしました。
やっぱ慣れないことはするもんじゃないですね。
具体的にはテストを書いていなかったりします。
提出最終日の日が変わるギリギリ(というのは嘘で早朝まで作業してました)まで作業をしたんですが間に合わず、「あー終わった。絶対に無理や。」と絶望しながら提出したことを覚えています。
カジュアル面談の際に、
インターンのボーダーは厳しく設定している。本選考の上位10%くらい(うろ覚えです)
みたいなお話を聞いたせいで、絶望感はより強まりました。
その後
エージェントさんを通して何故か面接の案内が来ました。きっと奇跡が起こったのでしょう。それに加えてびっくりするくらい丁寧なレビューを頂きました。
具体的な内容を載せるのはあまり宜しくない気がしますし、何より僕のカスコードが露呈するのが耐えられないので詳細は省かせて頂きますが、
## Goodチェック
- 〇〇ができている
- ▲▲になっている
以下10項目
## Nextチェック
- □□ができていない
- ✖︎✖︎になっていない
以下10項目
## 総合評価
[とっても丁寧なコメントが続く]
といった感じでインターンの課題でここまで丁寧なレビューがもらえるのかと心底感激しました。
面接
奇跡的に面接に進むことができたので、技術課題のカスコードを読み返しつつ当日に臨みました。
内容
エンジニアの方2人との面接で、この一回で合否が決まるとのことでした。
どうやら技術面は技術課題の方で十分だったらしく、基本的に人間性重視の面接だった気がします。
過去の開発経験についても深掘りはされましたが、それよりも圧倒的にこれまでの人生経験や考え方などについて詳しく質問されました。
もしこれからゆめみの面接に挑戦する方がいたら自分の過去や自分の内面をひたすら掘り下げておくとかなり対策になると思います。
個人的に印象に残ったのは、「自分はどんな人間か」というテーマの質問でした。
インターンの面接をいくつか受ける中で類似の質問はされるんですが、「じゃあこの場合はどう?」「それって本質的な理由はなんだと思う?」などの深すぎる質問で今まで考えたことが無かった部分を刺激されたのが新鮮でした。
その後の逆質問の時間で
ゆめみのインターンに参加するためには、僕の技術力はあと何ステップくらい足りないと思いますか?
と率直に質問させていただいたところ、
うーん... 直感だけど2ステップくらいかなぁ
と言われて絶望したことをおまけでお伝えしておきます。(その後にちゃんと「技術力だけで取るわけでは無い」とのフォローは頂きました。)
結果
体験記なので分かりきってるとは思うんですが、合格をいただくことができました。
同時にまたもやスーパー丁寧なレビューもあり、面接官お二人から良かった点と悪かった点を挙げて下さいました。
それだけに留まらず、面接の時に話していたことに関するおすすめの本まで紹介して下さったことが印象的です。
↓これです。今ちょうど読んでいるんですがめちゃくちゃ面白いです。
技術力の点で本当に受かる訳ないと思っていたんですが面接の手応えはかなりあったので、そこで巻き返せたのかなと僕の中で考えています。
インターン内容
僕が応募したのは3日間のインターンでした。
授業の都合もあり6/12, 6/15, 6/16という飛び飛びだったにも関わらず了承して頂きその3日間で参加させて頂きます。
課題
インターンの内容としては、用意されているリポジトリをforkして開発を進めていくという流れになります。
用意と言っても事前にほとんど出来上がっているという訳ではなく、最低限の設定やコンポーネントがある状態から自分でどこを作っていくかを決めていく形でした。
Figmaにデザインカンプはあるので、それを見ながら3日間の過ごし方をメンターと相談しつつ決めていきます。
課題のテーマは「商品を売買するECサイト」だったので、今回の僕の目標は「商品詳細画面を実装すること」に決めました。
「コンポーネントの切り分けや実装全体の流れを学びたい」という思いがあったので、できるだけ要素が多い画面を選びました。
進め方
まずページに必要なコンポーネントを作成してからそれらを組み込みつつページ全体を完成させていくことにしたので、1日目・2日目はコンポーネント作成に使い、3日目にページ全体の統合を行いました。
1日目は自分だけでコードを書いてPRをレビューしてもらい修正することを繰り返していましたが、2日目と3日目はほとんどの時間ペアプロでコードを書いていました。
今までペアプロなるものをしたことが無かったので、かなり新鮮な体験だったなと思っています。
メンターの方が僕にめちゃくちゃ時間を使ってくれたおかげでかなり濃い時間になりました。
その他イベント
インターンではゆめみの方々の交流する機会も多く設けて頂きました。事前のアンケートで「できるだけ交流したい」と書いておいたのが功を奏したのか、昼会(チームごとの定例会のようなもの)とランチ会(ただみんなでお昼を食べる会)に参加させて頂きました。
複数のチームにお邪魔して普段の様子を見たり、エンジニアの皆さんに質問しまくり皆さんが普段どう思われているのかなど聞いてよりゆめみについて深く知ることができました。
ゆめみならではの体験ができて良い機会でした。
良かったこと
ここからはゆめみのインターンで良かったことを紹介します。
頑張って書いて採用担当に良い印象を与えようと思います。(嘘です。半分。)
レビューが圧倒的に丁寧
技術課題や面接の時からずーっと感じていたことではあるんですが、本当にレビューを丁寧にして下さいます。
それはインターン中も変わらず、PRに対するレビューも本当に色々書いて下さいました。
これがPRの一例なんですが、マジで丁寧です。ありがたすぎます。
ペアプロを通してリアルタイムで学べる
2日目と3日目はほとんどペアプロでコードを書いていたんですが、PRにレビューをもらうのとはまた違った良さがありました。
それが「リアルタイム性」です。
自分がコードを書いている様を直で見てもらえるので気になったところがあった瞬間に言ってもらえますし、気になることがあればすぐ聞くことができる。
「現状自分の中ではこれが正しいと思うんですけど、いつもどうされてますか?」みたいに文面だけだと伝わりにくいニュアンスの部分も擦り合わせながらコーディングできるので本当に貴重な経験だったと思います。
案件でかなり忙しいはずなのにこんなに時間を使ってもらえるのは、本当にありがたかったなとしみじみ感じます。
仲間内でも是非ペアプロしてみたいです。教えてもらう側だけではなく、教える側にも良い気がしています。
内部情報見放題
インターン参加中はゆめみのslackとnotionに招待されます。
元からゆめみは情報の透明性を掲げているのでかなりの情報が一般公開されているんですが、さらに色々な情報見ることができます。もちろん限度はありますが、「インターン生がこれ見ていいの...?」っていう情報がそこらに散らばっていました。
具体的には以下の様なものが見れました
- 取引先一覧(非公開のものも含む)
- みなさんの給与情報(ゆめみは自分の給料を自分で設定するので、その履歴を見ることができます。)
- 過去のインターン生一覧
- 採用の内部情報
僕はNDAを結んでいるのでこれらの内1つでも外部に漏らすと爆散してしまうんですが、自分の将来のキャリアを考える上でとても参考になる情報ばかりで有意義な情報ばかりでした。
中に潜り込まないと見られない情報を見るのもインターンの醍醐味ですね。
見れすぎてる気もしますが。
いまいちだったこと
ここからはインターンに参加していまいちだなと感じたことを書いていきます。
怒られないようにしたいです。
US配列があまりにも使いにくい
先ほども書いた通り、今回のインターンではMacbook proを貸与してもらえました。
事前確認で「US配列とJIS配列ではどちらがよろしいですか?」とメールをいただいたので、普段からJIS配列を使用している僕は迷わず「US配列でお願いします」と返信してしまいました。完全にミスでした。
「なんとなくキーボードがすっきりしていてカッコいいな」とUS配列を選んだんですが以下の点で僕には全くと言って良いほど向いていませんでした。
- 日本語入力と英字入力の変換が単一ボタンなせいで今どちらの状態かを気にする必要がある
option + space
で入力を変更するが、space
を先に押すと空白が入力されてしまう- アルファベット以外の配列が全然違って訳が分からない
- Enterが小さくてShiftを永遠に押し続けてしまう
次からは調子に乗らずJIS配列のものを貸与してもらうことにしようと固く誓いました。
昼会とランチ会を混同する
インターンの中で昼会に2回、ランチ会に1回参加させていただいたんですが、毎回どっちがどっちか分からなくなって混乱しました。
社員の皆さんは間違えないんでしょうか。
あと関係ないんですが、ランチ会に参加すると社員の皆さんはお昼代が支給されるようで、400円の昼ごはんを食べている僕は悲しくなりました。
草が生えない
インターン中の開発はゆめみのリポジトリをforkすると紹介したと思うんですが、どうやらforkしたリポジトリにコミットしたとしてもコミットが正しく反映されない仕様だそうです。
具体的には
1commit ≠ 1contribution, 1PR = 1contribution
という仕様になっているらしくPRの数がcontributionの数として数えられる様でした。今回の開発で61回コミットしたんですが、実際に反映されたのは9のみです。
草が生えなくて草も生えませんでした。
梱包が難しすぎる
3日間のインターンが終わり、全てのハードルを乗り越えた気でいた僕に最後の試練が降り掛かりました。
そう。貸与PCの梱包です。
これが今回貸与していただいたケーブルなんですが、このケースに再び収納するのが至難の業でした
- 上下のツメを引っ掛ける部分が永遠にハマらない
- 紙製なせいで少し加減を間違えると破壊しそう
- お世話になったのに恩を仇で返すわけにはいかない
という3点で苦しみに苦しんだ結果、これだけで30分くらいかかりました。
ですがご覧ください、この素晴らしい結果を!
なんとか破壊することもなく無事に梱包することができました。
あー怖かった。
最後に
本当に学びのある楽しい3日間でした。これから色々なインターンに参加すると思うんですが、その良いスタートダッシュを切れたと思います。
改めて、ゆめみの皆さん本当にありがとうございました。
おまけ
募集ページを見ていたら、僕が参加したものの募集は停止していたんですがサマーインターンシップの募集が始まっていました。
絶対に成長できる環境があると思うので、もし良かったら応募してみてはいかがでしょうか。